2009-11

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文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?

サーズデイ・ネクスト3



ジャスパー・フォード著、サーズデイ・ネクストシリーズ第3弾
今回は『根絶』させられてしまった夫ランデンの子どもを身ごもったサーズデイが
静かに暮らすためキャラクター交換プログラムを利用し、
『カバーシャム・ハイツ』という未刊の小説の中に住むことになった。

と、書いてもこのシリーズを未読の方にはいちいち単語の意味が?ではないでしょうか。
でも、そういう本なんです^^

奇想天外奇妙奇天烈
でもね、面白いのです。

文学刑事」というタイトルから想像できるようにたくさんの文学作品やその作中人物が登場します。
全シリーズの中でサーズデイはブックワールドへ入る方法を見つけ、
本のための『ジュリスフィクション』という保安機関で、『大いなる遺産』のミス・ハビシャムに弟子入りするのですが、
今回は、正保安員となるためテストを受けます。

見事、正保安員となり輝かしい業績も残すのですが、とても悲しい事件も起きてしまうのです。

さらに今回は『ブックワールド賞』と『ウルトラワード』へのシステムのアップデートが事件の中心となり、
陰謀と策略がめぐらされた中で真実へと到達するのです。

が、
そんなサスペンスやミステリー的な要素とSF的要素と文学作品とが渾然一体となって楽しい読み物となっているのです。

例えば

『ブックワールド賞』には『狂乱ロマンチック主人公(男性)賞』というのがあるのですが、
これは『嵐が丘』のヒースクリスが77回連続で受賞しているのです(笑)。
でも、ヒースクリスは作中では登場人物みんなに嫌われていて、作中に激情が満ち溢れているため「カウンセリング・セッション」をしなくてはならないのです。
登場人物たちの精神的安定を保つため、また仲良く暮らすためにカウンセリングをするなんて誰が思いつきます?!
ジャスパー・フォードの想像力ってすごいなぁって感心しちゃいます。

他にも本好きにはたまらない面白い趣向がたっくさんあってもう夢中になっちゃうこと間違いなしです。

とはいえ、SF的な要素から単語と内容を理解するためにはぜひ、シリーズ1からお読みになることをおススメします。

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なるほどです。ヤフーからきました!足跡させて頂きました。


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